情報交換用漢字符号系 JIS X 0208

 パソコンをインターネット環境に気軽に接続できるようになった昨今、 自分のパソコンだけにしか使えない、ローカルなフォントに依存した文字 (いわゆる機種依存文字と呼ばれているもの)をそのまま電子メールや電子ニュースへ書き込んでしまう人が増えて、 「お前の書いた文章の一部の文字が読めない」 とか「お前の書いた文章の一部が文字化けしている」 などという トラブルが頻発 するようになってきました。

 インターネット環境に接続されているコンピュータは多種多様です。 あなたが書いた文章の中の文字が他のコンピュータ上で読めるとは限りません。 さて、こういったトラブルを避けるためには、いったいどうしたらいいのでしょう?

 日本には日本工業規格(JIS)という工業の基礎となる規格があることをご存知の方も多いはずです。 実は、JIS にはコンピュータを使って日本語を情報交換するためのコードを定めた JIS X 0208 という規格があるのです。 この規格は、日本語の文章をコンピュータ上で扱う時の基本になっています。 つまり、言い換えると、

JIS X 0208 で規定されている文字は、全てのコンピュータで読むことができる

となるわけです。

 ということで、このページには、JIS X 0208 に定義されている文字、 そして、 よくトラブルを引き起こす代表的なフォント依存文字 を表にしてならべておきました。 今後、無用なトラブルを引き起こさないためにも、ぜひご活用ください。

注:
JIS X 0208 の詳細については「JISハンドブック 情報処理 用語・コード編」を参照してください。


JIS X 0208 で規定されている図形文字

間隔

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
1-1 2121  (SP) 間隔


記述記号

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
1-2 2122 読点
1-3 2123 句点
1-4 2124 コンマ
1-5 2125 ピリオド
1-6 2126 中点
1-7 2127 コロン
1-8 2128 セミコロン
1-9 2129 疑問符
1-10 212A 感嘆符
1-11 212B 濁点
1-12 212C 半濁点
1-13 212D ´ アクサンテギュ,プライム符号
1-14 212E アクサングラーブ
1-15 212F ¨ ウムラウト
1-16 2130 アクサンシルコンフレックス
1-17 2131 オーバーライン,論理否定記号
1-18 2132 _ アンダーライン
1-19 2133 片仮名繰返し記号
1-20 2134 片仮名繰返し記号(濁点)
1-21 2135 平仮名繰返し記号
1-22 2136 平仮名繰返し記号(濁点)
1-23 2137 同じく記号
1-24 2138 同上記号
1-25 2139 繰返し記号
1-26 213A しめ
1-27 213B 漢数字ゼロ
1-28 213C 長音記号
1-29 213D ダッシュ(全角)
1-30 213E ハイフン(四分)
1-31 213F 斜線
1-32 2140 逆斜線
1-33 2141 波ダッシュ
1-34 2142 双柱,平行
1-35 2143 縦線
1-36 2144 三点リーダ
1-37 2145 二点リーダ
1-38 2146 左シングル引用符
1-39 2147 右シングル引用符,アポストロフィー
1-40 2148 左ダブル引用符
1-41 2149 右ダブル引用符
1-42 214A 始め小括弧
1-43 214B 終わり小括弧
1-44 214C 始めきっこう(亀甲)括弧
1-45 214D 終わりきっこう(亀甲)括弧
1-46 214E 始め大括弧,始め角括弧
1-47 214F 終わり大括弧,終わり角括弧
1-48 2150 始め中括弧
1-49 2151 終わり中括弧
1-50 2152 始め山括弧
1-51 2153 終わり山括弧
1-52 2154 始め二重山括弧
1-53 2155 終わり二重山括弧
1-54 2156 始めかぎ括弧
1-55 2157 終わりかぎ括弧
1-56 2158 始め二重かぎ括弧
1-57 2159 終わり二重かぎ括弧
1-58 215A 始めすみ付き括弧
1-59 215B 終わりすみ付き括弧


学術記号

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
1-60 215C 正符号,加算記号
1-61 215D 負符号,減算記号
1-62 215E ± 正 又は 負符号,加減算記号
1-63 215F × 乗算記号
1-64 2160 ÷ 除算記号
1-65 2161 等号
1-66 2162 等号否定
1-67 2163 不等号(より小)
1-68 2164 不等号(より大)
1-69 2165 より小さいか 又は 等しい
1-70 2166 より大きいか 又は 等しい
1-71 2167 無限大
1-72 2168 ゆえに
1-73 2169 雄記号
1-74 216A 雌記号
2-60 225C
2-61 225D 垂直
2-62 225E
2-63 225F デル,ラウンドディー
2-64 2260 ナブラ
2-65 2261 常に等しい,合同
2-66 2262 ほとんど等しい
2-67 2263 非常に小さい
2-68 2264 非常に大きい
2-69 2265 根号
2-70 2266 相似
2-71 2267 比例
2-72 2268 なぜならば
2-73 2269 積分記号
2-74 226A 2重積分記号
2-26 223A 属する
2-27 223B 元として含む
2-28 223C 部分集合
2-29 223D 部分集合を元として含む
2-30 223E 真部分集合
2-31 223F 真部分集合を元として含む
2-32 2240 合併集合
2-33 2241 共通集合
2-42 224A 及び(合接)
2-43 224B 又は(離接)
2-44 224C ¬ 否定
2-45 224D ならば(合意)
2-46 224E 同値
2-47 224F すべての(普通限定子)
2-48 2250 存在する(存在限定子)
注:
符号表上の位置 2-60 から 2-74、そして 2-26 から 2-48 までの文字は、 古い PC-9801 シリーズのテキスト画面には表示されませんが、これは PC-9801 のテキスト画面が JIS X 0208 に対応していないためです。 (Windows 上やその他のマシンではきちんと表示されます。)


単位記号

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
1-75 216B °
1-76 216C
1-77 216D
1-78 216E セ氏度記号
1-79 216F 円記号
1-80 2170 ドル記号
1-81 2171 ¢ セント記号
1-82 2172 £ ポンド記号
1-83 2173 パーセント
2-82 2272 オングストローム
2-83 2273 パーミル
注:
符号表上の位置 2-82 から 2-83 までの文字は、古い PC-9801 シリーズのテキスト画面には表示されません。 これは PC-9801 のテキスト画面が JIS X 0208 に対応していないためです。 (Windows 上やその他のマシンではきちんと表示されます。)


一般記号

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
1-84 2174 番号記号,井げた
1-85 2175 アンパサンド
1-86 2176 星印,アステリスク
1-87 2177 単価記号
1-88 2178 § 節記号
1-89 2179 白星
1-90 217A 黒星
1-91 217B 丸印,白丸
1-92 217C 黒丸
1-93 217D 二重丸
1-94 217E ひし形
2-1 2221 黒ひし形
2-2 2222 四角
2-3 2223 黒四角
2-4 2224 三角
2-5 2225 黒三角
2-6 2226 逆三角
2-7 2227 逆黒三角
2-8 2228 米印
2-9 2229 郵便記号
2-10 222A 右向矢印
2-11 222B 左向矢印
2-12 222C 上向矢印
2-13 222D 下向矢印
2-14 222E げた記号
2-84 2274 シャープ
2-85 2275 フラット
2-86 2276 音符
2-87 2277 ダガー
2-88 2278 ダブルダガー
2-89 2279 段落記号
2-94 227E 合成用丸
注:
符号表上の位置 2-84 から 2-94 までの文字は、古い PC-9801 シリーズのテキスト画面には表示されません。 これは PC-9801 のテキスト画面が JIS X 0208 に対応していないためです。 (Windows 上やその他のマシンではきちんと表示されます。)


けい線素片

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
8-1 2821 細線素片
8-2 2822
8-3 2823
8-4 2824
8-5 2825
8-6 2826
8-7 2827
8-8 2828
8-9 2829
8-10 282A
8-11 282B
8-12 282C 太線素片
8-13 282D
8-14 282E
8-15 282F
8-16 2830
8-17 2831
8-18 2832
8-19 2833
8-20 2834
8-21 2835
8-22 2836
8-23 2837 細線太線混在素片
8-24 2838
8-25 2839
8-26 283A
8-27 283B
8-28 283C
8-29 283D
8-30 283E
8-31 283F
8-32 2840
注:
これらのけい線素片は、古い PC-9801 シリーズのテキスト画面には表示されません。 これは PC-9801 のテキスト画面が JIS X 0208 に対応していないためです。 (Windows 上やその他のマシンではきちんと表示されます。)


その他の図形文字

符号表上の位置 JISコード 文字 名称
3-16 から 3-25 2330 から 2339 0 から 9 数字
3-33 から 3-58
3-65 から 3-90
2341 から 235A
2361 から 237A
A から Z
a から z
ローマ字
4-1 から 4-83 2421 から 2473 ぁ から ん 平仮名
5-1 から 5-86 2521 から 2576 ァ から ヶ 片仮名
6-1 から 6-24
6-33 から 6-56
2621 から 2638
2641 から 2658
Α から Ω
α から ω
ギリシア文字
7-1 から 7-33
7-49 から 7-81
2721 から 2741
2751 から 2771
А から Я
а から я
ロシア文字
16-1 から 47-51 3021 から 4F53 亜 から 腕 漢字(第1水準)
48-1 から 84-4 5021 から 7424 弌 から 瑤 漢字(第2水準)


よくトラブルを引き起こす
代表的なフォント依存文字

 以下の文字は、JIS X 0208 の規格外です。 インターネット環境では使用しないでください。

符号表上の位置 JISコード 文字 解説
13-1 〜 13-94 2D21 〜 2D7E @ABCDEFGHI
JKLMNOPQRS
TUVWXYZ[\]
_`abcdefghijklmn
opqrstu
~∞gョх
括窮欠合紫
睡燥仲島這芙枚裸刧嚊寐
PC-9801 特殊記号 (こいつは Windows 95 にもあります)
12区 (略) 「、ョイコカセホニヨ゙
」・アオスケナユヘン
ツムハル瘋ソメヌレ
PC-9801 特殊罫線
16-1 〜 47-51
48-1 〜 84-4
以外の漢字
3021 〜 4F53
5021 〜 7424
以外の漢字
gGn」エシ
など
Windows 95 特殊漢字(?)
9、10、11区 (略) OPQRSTUVWX
`abcdefghijkl
≦eュу怨喝球桁
ッーアイウエオカキクケコサシス
_z{|}~寉怛揣
中炊宕漕陪膚昧螺刎嚀寔怕揉AB
CDEFGHIJKLMN
OPQRSTUVWXYZ[\]^
など
PC-9801 特殊文字

注1:
JIS X 0208 とは符号体系が違いますが、 JIS X 0201 片仮名(いわゆる半角カナ)も、インターネット環境では使ってはいけません。 (詳細は RFC1468 を参照してください。)
注2:
Macintosh にも JIS X 0208 規格外の「丸付き数字」その他が存在することが確認されています。ちなみに、Windows の丸付き数字は、Maciontosh では“(月)(火)(水)…”と見えてしまいます。Windows を使っている人は注意しましょう。